オリジナル小説&エッセイ


by 1000megumi
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桜幻 目次



桜の美しい、華櫻高等学校。
理事長の娘・桜城春乃は、学校が吸収合併される噂を聞く。
校舎裏に広がる桜たちを守るためにも、
阻止しようと画策し、買収した陸海と対立する。


プロローグ          10
11 12 13 14 15 16 17 18 あとがき





桜城春乃(おうじょうはるの)  
   華櫻高等学校2年。理事長の娘で跡取り。

桜城春菜(おうじょうはるな)  
   華櫻高等学校の理事長。春乃の母。

桐島蘭丸(きりしまらんまる)  
   警視庁の刑事。春菜の再従姉弟。

杉原(すぎはら)         
   華櫻高等学校3年。ヤクザの息子。

陸海(くがみ)           
   水ノ宮学園の理事。陸海クループのトップ。

狭間(はざま)          
   陸海の部下。
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by 1000megumi | 2008-11-04 09:33 | 小説 桜幻(完結)

桜幻 あとがき

 ようやく終わりました。長かった(笑)
 書いたのはずいぶん前で、更新するのが遅かったです。連載開始が2005年4月!? と自分でびっくりですし……。結婚する1年以上も前からだったんだー。転職して忙しくなったから? 結婚の準備で忙しかったから? などと言い訳が浮かんできますね。
 さて、この桜幻、何が書きたかったのか自分自身でさえわかりません。不思議系のお話が書きたかったのかな? と想像してみる。元は、高校生の頃に書いたもの、だったような気がするし……。埋め込んで、吸い取って、花開いて、散る……このシーンを書きたくて、のような気がしてきたぞ。うん、たぶんそれだ!
 他にも書きたいものとかあり(特に不思議系ですね)、気ままに書いて、のろい速度でもUPしていきたいと思います。必ず完結! をモットーにしてww
 とにかく、完結できてよかったわ。
 お付き合いくださいまして、ありがとうございました。


                                         千めぐみ




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by 1000megumi | 2008-11-04 09:29 | 小説 桜幻(完結)

桜幻 18

 いつもののどかな昼下がり。
 漂う紅茶の香り。
 絶え間なく響く少女たちの笑い声。
 不意に現れた人物と認めると、サーッと少女たちは温室を出て行った。
「噂は健在ってわけだ」
「そうみたいね」
「この際、事実にする気ないか?」
 春乃はちらっと杉原を見ただけでそれに答えず、違うことを話し始めた。
「陸海の奥さまに泣きながらお願いしたのがよかったのかしら? 華櫻の土地をいただけたの」
「曰く付きのようだし、厄介払いってところだろ?」
「合併も白紙にされたし、落ち着くとこに落ち着いたってことかしら?」
「そうそう、うちの親父が理事になるとかっているぞ」
「名実ともにヤクザの予備軍校」
「やり方さえ上手けりゃ、儲かるとか言っているしな…」
「誰が経営しても別にいいけど、掘り返すことはしないでね」
「それって…」
「白骨がゴロゴロ出てきたら大騒ぎでしょ?」
「……墓場かよ」
「桜の名所なんてそんなものよ」
「そうか…」
「そうよ。調べてごらんなさいよ。戦地だったとこって、結構多いのよ」
「ふーん。まぁ、祟りには相応しいな」
 テーブルに上に広げてある週刊誌の見出しを目線で指した。
 内容は、水ノ宮学園の理事長だった陸海を皮切りに、関係者が次々と変死している。華櫻高校を買い取り、桜に手を入れようとしたための祟りじゃないかと、いい加減な逸話を交えて書かれていた。
「あっ…」
 不意に何かを思い出したらしく、春乃は声を上げた。
 何だ? という表情で見つめてくる杉原に春乃は言った。
「私と付き合いたかったら、蘭丸の許可をもらってね」
「蘭丸? 誰だそれ」
「親戚。兄みたいな存在かな? お母さまの再従姉弟なんだけどね」
「保護者にご挨拶ってわけか…」
「警視庁にお勤めの刑事なの~」
 楽しそうに言う春乃を、杉原は嫌そうな顔で見つめた。


                                       END


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by 1000megumi | 2008-11-04 09:10 | 小説 桜幻(完結)